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財政再計算の考え方と財政見通し

■厚生年金の将来見通し
*印のある語句は年金用語集に解説があります。

被保険者(加入者)数、受給者数の見通し

 厚生年金の被保険者(加入者)数は、平成12(2000)年度には34.3百万人ですが、60歳台後半の在職老齢年金制度の実施により平成14(2002)年度には35.0百万人まで増加、以降は生産年齢人口の減少に伴って減少し、平成37(2025)年度には31.0百万人となる見通しです。
 *老齢厚生年金(老齢相当)の受給者数は、平成12(2000)年度には8.7百万人ですが、平成37(2025)年度には14.3百万人へと急激に増加する見通しとなっています。また、老齢厚生年金(老齢相当)の受給者数の被保険者(加入者)数に対する比率は、平成12(2000)年度には25.2%ですが、平成37(2025)年度には46.3%へと急激に上昇する見通しです。

図表 厚生年金の被保険者(加入者)数、受給者数の見通し(改正制度)
年 度 被保険者
(加入者)数
(1)
受 給 者 数 (2)/(1)
老齢厚生年金 障  害
厚生年金
遺  族
厚生年金
老齢相当(2) 通老相当
平成(西暦)
12(2000)
百万人
34.3
百万人
8.7
百万人
5.4
百万人
0.3
百万人
3.5

25.2
13(2001) 34.4 9.2 5.7 0.3 3.7 26.6
14(2002) 35.0 9.7 6.0 0.3 3.8 27.5
15(2003) 35.0 10.1 6.3 0.4 4.0 29.0
16(2004) 34.9 10.6 6.6 0.4 4.2 30.3
17(2005) 34.8 10.9 7.0 0.4 4.4 31.4
22(2010) 33.8 13.6 8.9 0.4 5.4 40.3
27(2015) 32.7 15.1 10.4 0.4 6.4 46.1
32(2020) 31.7 14.9 10.9 0.4 7.5 47.1
37(2025) 31.0 14.3 10.9 0.4 8.4 46.3
42(2030) 30.0 13.9 11.2 0.4 9.0 46.4
52(2040) 27.1 14.4 12.9 0.4 9.5 53.3
62(2050) 24.4 13.6 12.8 0.3 9.3 55.6
72(2060) 22.8 11.4 11.1 0.3 9.0 50.1
注) 1. 年度間平均値です。
2. 老齢厚生年金のうち、
    (1) 老齢相当とは、厚生年金の被保険者(加入者)期間が25年以上の人(経過的に20〜24年の人を含むほか、中高齢の特例による期間短縮を受けている人を含む)が受給するものをいいます。
    (2) 通老相当とは、厚生年金の被保険者(加入者)期間が25年未満の人(経過的に20〜24年の人および中高齢の特例による期間短縮を受けている人を除く)が受給するものをいいます。
*印のある語句は年金用語集に解説があります。

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