途上国行政官のための人事行政研修
−能率的な公務員制度のあり方を探る−
人事院は、開発途上国への技術協力の一環として、国際協力事業団と共同で、平成１３年１月１５日（月）から３週間にわたり、第２回人事行政研修を実施することにしています。
この研修は、開発途上国政府の人事行政制度の改善を支援する目的で実施するもので、アジア、アフリカ、中南米等の開発途上国の中央人事行政機関の中堅行政官を日本に招き、我が国の例を題材に、公務における人事管理の基礎理論及び実践的知識について研究する機会を提供するとともに、参加各国の具体的経験の交換を通じて、それぞれの国に適合する能率的な公務員制度のあり方を探求してもらうものです。
１ 期 間
平成１３年１月１５日（月）から２月２日（金）まで
２ 参加者 次の国の中央政府人事行政機関において課長補佐等の地位にある者（１４名）
バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、中国、グレナダ、インドネシア、マレーシア、モルディブ、モルドバ、パキスタン、サモア、セネガル、タンザニア、タイ
３ 研修の主な内容
第１部 人事行政の基礎知識
〈講義〉テーマ：日本の行政機構と公務員制度
第２部 人事管理の理論と実践
〈講義〉テーマ：任用制度、給与制度、研修制度、人事管理と人材開発、服務・公務員倫理
〈調査見学旅行〉高松市、京都市
第３部 人材活用の理論と実践
〈講義〉テーマ：組織・定員管理、能率的経営管理、業務改善方法、管理・監督技法
〈調 査 見 学〉 人事院、地方公共団体、民間企業
第４部 参加国の人事行政制度の比較研究
〈討議〉テーマ：各国の人事行政の課題と改善策
〔参考〕 本年度に人事院が実施した開発途上国政府職員を対象とする主な研修
|
名 称
|
目 的
|
対 象
|
参加者数
|
期 間
|
| 上級人事管理セミナー |
人事管理技術の研究 |
人事行政機関の課長級以上 |
９人
|
３週間
|
| 上級国家行政セミナー |
政策形成に携わる行政官の育成 |
本省庁課長級以上 |
１１人
|
５週間
|
| 行政と開発コース |
本省庁課長補佐級 |
１０人
|
５週間
|
